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2025年 年頭挨拶(新春決起大会に臨んで)
2025年01月06日
新年、あけましておめでとうございます。
今年のお正月は良い天候に恵まれ、また、大きな災害や事故のニュースもなく、皆さまにおかれましては、穏やかなお正月をお迎えになられたこととお慶び申し上げます。
本年も大勢の皆さまと一緒に新しい年を迎えることができ、心より嬉しく思います。
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
さて、当社の昨年の成績は、売上高が初めて50億円台となった記念すべき年となりました。業界の構造の変化に対応して当社は優良な新規顧客の開拓が進み、ベルトとメンテナンスの事業がこのところ順調に伸びています。
また、新しいお客様がお持ちのニーズが、当社にとって新しい取り組みテーマとなっていて、今後それらにしっかりとお応えすることが出来れば、まだまだ実績を上積みできる可能性があるものと大いに期待感を持っております。
実績の伸びに対して、当社の体制整備が間に合わないところは、協力会社の皆さまに大いに助けて頂きました。いつも無理を聞いてご協力頂いている協力会社の皆さまには、この場を借りて厚く御礼を申し上げます。引き続きどうぞ宜しくお願いします。
さて、本年の当社を取り巻く話題として2点取り上げたいと思います。
1つはいよいよ発足する第2次トランプ政権に関して。
これまでの民主党政権とは180°方針を転換する政策もあるようで、世界中が固唾を飲んで、その動向を注視しています。貿易摩擦の拡大や世界中の紛争の行方、はたまた、脱炭素社会実現のスケジュールはどうなるの?といった様々な事柄が取り沙汰されていますが、今後ますますアメリカが強くなり、ドル高が進むことは確実であるように思います。
昨年は年間を通した円安で、当社は利益の確保に相当苦労しましたが、残念ながら今年も、当社にとって為替は逆風が続きそうです。
これまで以上に利益を確保することが難しい環境になるように思いますが、当社の強みである「ユニーク」「現場に強い」「早い」という「吉野ブランド」(:吉野ゴムのブランド力)をさらに磨いて、「価格だけに拠らず顧客に選ばれる会社」「他で代わりが効かない会社」を目指し、全員の力を結集して当面の難局を乗り切っていきます。
そしてもう一つのビッグイベントは、開催まで100日を切った大阪関西万博。
これまで散々ネガティブな報道がありましたが、開催に間に合う目途は立ったようです。コンセプトは「いのち輝く未来社会のデザイン」。万博の公式ホームページは、皆さんご覧になられたでしょうか?結構面白いので、是非一度チェックしてみてください。コロナ禍の影響もあって、建設費用がかなり上振れした点も問題になっていますが、今さらとなっては、経済効果で取り戻すしかありません。インバウンドは当社の事業とは直接関係なくても、最先端の技術に身近に触れることが当社の未来の事業へのモチベーションの糧になることはもちろん、大阪の会社として、また個人的には一関西人として、地域の一大イベントの成功にできる限り協力し、地域の発展・活性化と一緒に、会社も盛り上がっていきたい所存です。
知名度が、関西以外では国内でもさっぱりだと聞いていますが、もしトランプ大統領が開幕に合わせて来てくれれば、話題性が一気に高まるのでしょうが、どんなもんでしょうか?是非日本政府の手腕に期待したいところです。
ともあれ、関西人、アメリカ人のみならず、世界中の人々にとって、本年がこれまでより良い一年になることを願って、当社社員一同は、さらに明るく、何ごとにも前向きな気持ちで、一致協力して仕事に取り組みましょう。
そして最後に、いつも大変お世話になっている本日ご列席の協力会社の皆さま、金融機関の皆さま、報道の皆さま、顧問の先生がた、当社OBの皆さまへ、何れも年始早々、しかも日曜日のお休みのなか、わざわざご来臨を賜りまして、誠にありがとうございます。本年も吉野ゴム工業に、一層のご指導、ご鞭撻を賜れますよう、心よりお願い申し上げます。
ここにお集りの皆さまの、本年一年間のご多幸とご健勝を祈念いたしまして、私の年頭のご挨拶とさせて頂きます。
本年もどうぞ宜しくお願いします。
以上
2025.1.5
吉野ゴム工業株式会社
代表取締役社長 伊藤吉秀