Yoshino 吉野ゴム工業株式会社

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2024年 年頭挨拶(新春決起大会に臨んで)

2024年01月10日
 新年、明けましておめでとうございます。

 数年ぶりにコロナ禍が明けて、皆様にはご家族揃って賑やかなお正月をお迎えになられたこととお慶び申し上げます。

 昨年の1月5日は、当ホテル阪神に於きまして、当社社員のみで新春決起大会を執り行いました。数年ぶりに全社員が一堂に会したことはとても良かったんですが、アルコールを自粛したこともあって、正直、全くの不評でしたので、本年本当に久しぶりに当会を通常開催できることを心より嬉しく思います。
 そして本年は、協力会社、金融機関、報道の皆様、そして先生方、当社OBの皆さんにもご出席頂くことができました。4年という長い時間を経ても、以前と変わらない顔ぶれの皆様にお集まり頂いて新春決起大会を開催できることを、先ず一番に心から感謝申し上げます。
台湾HYCから林会長、韓国HSコーポレーションよりHEO社長にも、遠路お越しいただいております。皆様、本当にありがとうございます。

昨年はようやくコロナ禍が明け、沖縄への社員旅行、エンドレス交流会、丹波篠山工場でのクリスマスパーティなど、長く続く吉野ゴムの名物イベントを全て復活開催することができました。この新年互礼会もまさにそうですが「みんなが集まってワイワイやる」ことこそが、吉野ゴムのカルチャー(:企業文化)だと私自身は確信しております。
そしてマネジメントの父 : P.ドラッガー氏によると「Culture eats Strategy」(企業文化は経営戦略に勝る)とのこと。
ちなみに吉野ゴムの経営戦略は差別化戦略であり、私はそれを「吉野ブランド」と呼んで、具体的には「ユニーク」「現場に強い」「早い」という3つを掲げてこれまでやってきました。そして、当社の社員はこれを十分に理解して日々仕事に取り組んでくれていると感じています。
この「吉野のブランド戦略」に勝る、これをさらに強くする土台が「みんなが集まってワイワイやる」というカルチャーであるなら、コロナ禍が明けた今こそ、企業文化と経営戦略の両輪を揃えて本格的に成長を目指せる時合がきたと言えるのではないでしょうか。

昨年度の当社の業績は、主にベルト、Sコン、メンテナンス工事、新事業などの売上・利益が伸長して、増収・増益の良い内容でした。新卒社員と即戦力の社員が新たに加わり、ベルト加工の協力工場も増えて、業容も拡大しています。SDGs宣言やユースエール認証の取得など、新しい取り組みにもチャレンジができました。課題もたくさんありますが、さらに大きな期待感をもって新しい一年に臨みたいと思います。

そして、当社の地元、大阪・関西について。
昨年のタイガース、オリックス、ヴィッセル神戸の優勝にはみんなが湧き立ちました。遅ればせながら大阪万博の準備も進んできて、街に雰囲気が出てきています。大阪駅の大規模開発も今年はついに一部開業しますし、街なかには外国人観光客が溢れている。大阪・関西は今、日本で一番賑やかで夢と希望がある街だと思います。
本年は吉野ゴム自身が、タイガース、オリックス、ヴィッセル神戸とまではいかなくとも、地元:大阪・関西の勢いをさらに拡大する一助になれるよう、明るく、楽しく、前向きに、夢を実現する、成功・成長に向けて一致団結して努力する行動を取っていく所存ですので、ここにご参列の皆様全員のご協力を、是非、宜しくお願い申し上げます。

本年、残念なことに新年早々から甚大な自然災害や重大な航空事故が発生するなど、気持ちがざわざわと落ち着かないお正月を過ごされた方も多いと思います。被害を受けた皆様には、心からのお見舞いと一日も早い再建をお祈り申し上げるばかりですが、当社もできる限りの復興・復旧のご支援と、併せてでき得るならば、直ぐではなくとも被災地の皆様に希望や元気をお届けできるように努めて参ります。

 以上、これまでのご清聴、誠にありがとうございました。
最後に本日ご列席の全員の皆様のご健勝とご多幸をお祈りして、私の年頭の挨拶とさせて頂きます。 
本年もどうぞ宜しくお願いします。

以上

2024.1.5
吉野ゴム工業株式会社
代表取締役社長 伊藤吉秀