Yoshino 吉野ゴム工業株式会社

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2021年 年頭挨拶(新春決起大会に臨んで)

2021年01月07日
 新年あけましておめでとうございます。

 皆様には穏やかなお正月をお迎えになられたこととお慶びを申し上げます。
本年のお正月はコロナ禍の影響で、ずいぶんと勝手が違ったのではないでしょうか?
帰省や移動を自粛された方もおられることと思います。
 吉野ゴムの互礼会(新年決起大会)も初のリモート開催となりました。
例年のごとく、大勢の皆様と一緒に、賑やかに新年を迎えることが出来ないのは大変残念ではありますが、本年も一致協力して今の困難な状況を乗り切るべく、社員全員で気持ちを新たにしたいと思います。

 さて、前年度の第58期は、コロナで世界中が大混乱に陥るなか、当社は団結して危機に当たり、社内から感染者を出すことなくほぼ計画通りの業績を残すことが出来ました。このことは皆さんにとって大変大きな自信になったと思います。

 しかしながら、今期はいよいよ吉野ゴムの業績にもコロナの影響が現れてきています。
先ずは感染予防に十分注意しながら、経済との両立、所謂業務・サービスの維持と業績、特に利益の確保に注力していきます。
コロナ禍の収束はまだまだ見通せません。「自らがうつらない」そして「人にうつさない」を徹底する。引き続き緊張感をもって対処していく所存です。

 そして、既に社内ではなん度も発信している通り、我々の真の危機はアフターコロナにあることを意識しなければなりません。「変わりゆく未来」をターゲットにした準備が必要です。
 世界はコロナ危機の裏で別の大きな流れで変化しています。
「SDGs」や「ESG」といったキーワードに適合した新たな市場の開拓や新製品の展開、また、あるべき会社の体制を模索していきます。
 そのために、今期は新たに「新規事業、新規製品を開拓・深耕する専任担当」と「新規製品の取り扱いを加速するための全社目標」を設定しました。

 新しいチャレンジには苦労がつきものです。
今まさに、新規事業では大変な困難に直面しているものもありますが、ここを乗り越えなければ次のステップには進めません。
私自身、引き続き強い意志をもって取り組んでいきますので、皆さんもそのつもりでご協力をお願いします。

 そして本日の互礼会がそうであるように、これまで当社がずっと大切にしてきた全社員が一堂に会するイベントは、当分の間実施できそうにありません。今年度59期の研修旅行も残念ながら実施は難しいでしょう。

 しかしながら私は、吉野ゴムの大きな強みの一つは、部門を超えた社員相互の良好な関係性だと確信しています。この良き企業文化が退行しないように、様々に工夫しながら社内コミュニケーションを活発にするよう取り組んでいきたい。
朝礼や早朝ミーティングといった社員相互の情報交換の場は、これまで以上に貴重な機会になります。そして便利なことにZoomでどこからでも参加が出来るようになりました。
吉野ゴムの一員として、こういう時期だからこそ自分のことだけでなく、社内で起きていること、会社が取り組んでいることに普段以上に関心・興味を持ってもらうこと。そして、自らも積極的に情報を発信する側で参加するよう、是非とも皆さんのご協力をお願いします。

 本年は協力会社やOBが揃わない変則の互礼会になりましたが、本日参加出来なかった皆様の分も含めて、全員のご健勝とご多幸を祈念して、私の年頭の挨拶とさせていただきます。
 本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

以上

2021.1.5
吉野ゴム工業株式会社
代表取締役社長 伊藤 吉秀