Yoshino 吉野ゴム工業株式会社

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2020年 年頭挨拶(新春決起大会に臨んで)

2020年01月08日
 新年あけましておめでとうございます。

  皆様には穏やかなお正月をお迎えになられたこととお慶びを申し上げます。
本年も大勢の皆さまと一緒に新しい年を迎えることができ、心より嬉しく思います。
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

  さて、当社の前年度 第57期は、主に上期において国内の景気が好調で、二期連続で「V-300」のプランを達成することができました。この実績は、吉野ゴムの全社員と、ここにおられる関係者の皆様全員のご協力により成し得た成果です。皆様にはこの場を借りて厚く御礼を申し上げます。

 そして今期、第58期の課題は、これから先も成長を維持・継続するための新しい成長戦略を描くことです。

 国内のベルコンの市場が大きく伸長しない中にあって、これまで当社は着実に成績を伸ばしてきました。しかし世界経済の減速による輸出の低迷、それに伴う国内製造業の業績悪化や、ポストオリンピックの反動が見込まれる中で、既存の市場で既存の製品を対象にして成長のペースを維持していくのは極めて難しいです。我々には進化が必要です。

 そして折しも、社会は猛烈なスピードで実用化されるAI・IOT技術により、劇的に進化を始めています。社会が大きく進化していく中で、果たしてこれからどんな事象・現象が起こってくるのか?世の中の全ての人が様々に予想し、注視しています。

 私は常々、当社の最大の強みは、幅広い業種の数多くのユーザー様との関わりにおいて、日常的に現場に入って、現物に触れ、現実の、真実の情報を入手することができる環境を有していることだと実感しています。

 今まさに、進化が進む多くの現場の最前線で、様々な事象を目の当たりにすることができる当社には大きなチャンスの時期だと考えます。吉野ゴムの社員においては、顧客第一の原点に立ち返って、いち早く新しい課題を見つけ出し、それらの解決に必要となる製品やサービスに先駆けて取り組んで、ソリューションの幅を広げていきましょう。

 それらの課題は、とても自社だけでは解決し得ない難しいものかもしれません。その際には、本日ご列席の協力会社の皆様の優れた技術とノウハウをお借りし、協業して解決に取り組んで参る所存です。協力会社の皆様におかれましては、是非とも倍旧のご協力を賜れますよう宜しくお願い申し上げます。一緒に新しい時代のチャンスをつかむ取り組みに乗り出しましょう。

 そして、今年も台湾 新永全の林会長様にご出席を賜りました。改めての紹介となりますが、新永全と吉野ゴムは「Friendship Junp」と銘を打ったモニュメントを、共同で丹波篠山工場に建設いたしました。
また韓国 和承Exwillからは、昨年に引き続きPark社長様にご参加を頂いております。
林会長様とPark社長様にはこの後、協力会社様を代表してご祝辞を賜ります。どうぞ宜しくお願いします。

 また、金融機関の皆様、報道関係の皆様、さらには顧問の先生がた、当社OBの皆様におかれましても、新年早々からのご来臨を賜り、心より感謝を申し上げます。本年も吉野ゴム工業に一層のご指導、ご鞭撻を賜れますようお願い申し上げます。

 最後になりますが、本日ご列席の全員の皆様のご健勝とご多幸を祈念いたしまして、私の年頭のご挨拶とさせていただきます。

以上

2020.1.5
吉野ゴム工業株式会社
代表取締役社長 伊藤 吉秀